【妊娠体質】パン食を勧めない理由の1つ

毎日のパン習慣で…

毎朝のようにパンを摂取したり、パン屋さんでパンを複数購入してランチなどにする女性がおおいです。
パンは主食と捉えるより、嗜好品と考えた方がいいです。
特に妊娠を望む女性には、勧めたくない食品の1つです。

その理由として「小麦粉」主体の食品であること
そしてもう一つの大きな理由は「ショートニング」や「マーガリン」が多用されているからです。

マーガリンとは?

ショートニングやマーガリンは植物油に水素を添加して作られます。
本来液体の油がそうすることで固形化され、バターのように使えます。
ところがこの加工によって自然界にはあまり存在しない「トランス型」の脂質となってしまいます。脂質は本来「シス型」なのです。
ショートニングやマーガリンを総称して「トランス脂肪酸」とも言われます。

安く作れるので、バターを使うはずの食品によく代用されています。
あなたが日常的にいただくそのパン、スーパーで買うクッキーやビスケットなどにもつかわれています。

トランス脂肪酸と妊娠

トランス脂肪酸には炎症促進をする特性があり、インスリン抵抗性の増加に加えて、2 型糖尿病や PCOS などの他の代謝障害を発症するリスクがあります。そのせいで女性の生殖能力に悪影響があると考えられています。
特に魚からの脂肪酸の摂取が少なく、トランス脂肪酸が多い場合には、

生殖能力に悪影響がある1,2)ことがわかっています。
男性側においても、トランス脂肪酸過剰摂取は精液中の精子の質の低下、

濃度の低下に影響する3)ことがわかっています。

脂質は量よりも選び方が重要

脂質(脂肪)は、一般的に控えた方がいいものという認識を持つ女性が多いです。
しかし実際はその逆で脂質はヒトの体において非常に大切な栄養素です。
多すぎても少なすぎても生殖能力に悪影響を与えることがわかっています。
またその選び方が重要になります。

選び方とは<どのような脂肪酸が多く含有する食品>であるかということです。

トランス脂肪酸を避ける

トランス脂肪酸はマーガリンや、ショートニング、ファットスプレッドに多く含有しています。
調理などに使うものは、マーガリンではなくバターを選びます。
「バター入りマーガリン」は避けましょう。

パンやクッキーやビスケットなどを購入するときはマーガリンやショートニングを使用していないものを選びます。
パン屋さんでは使用している油脂が書かれていないので、お店の方に聞いてもいいですし、わからないときは油脂を使用しないで作るバゲットを選ぶといいです。

またドーナツ、ファストフードなどの揚げ物には、揚げ油にトランス脂肪酸が使われているとも言われていますので、控えた方がよさそうです。
ポップコーンやポップコーンがすぐに作れる製品も避けた方がいいです。

その他 ホイップと書かれた生クリームの類似品やコーヒーフレッシュもトランス脂肪酸です。
安価なケーキ類やクリームのサンドされたパンやお菓子などはそこにもトランス脂肪酸が潜んでいると考えて間違いなさそうです。

パンやケーキ、お菓子の嗜好品は素材にこだわった上質なものを選ぶと
高価なので、量や頻度も適切な理想ですね!

規制のない日本

ちなみにヨーロッパや米国ではすでにトランス脂肪酸は禁止されています。
日本はそうした規制が無いので、自ら気を付けていきましょう♪

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*参考文献*

1)Chavarro, J.E.; Rich-Edwards, J.W.; Rosner, B.A.; Willett, W.C. Dietary Fatty Acid Intakes and the Risk of Ovulatory Infertility. Am. J. Clin. Nutr. 2007, 85, 231–237.
2)Wise, L.A.; Wesselink, A.K.; Tucker, K.L.; Saklani, S.; Mikkelsen, E.M.; Cueto, H.; Riis, A.H.; Trolle, E.; McKinnon, C.J.; Hahn, K.A.; et al. Dietary Fat Intake and Fecundability in 2 Preconception Cohort Studies. Am. J. Epidemiol. 2018, 187, 60–74.
3)Skoracka, K.; Eder, P.; Łykowska-Szuber, L.; Dobrowolska, A.; Krela-Kaźmierczak, I. Diet and Nutritional Factors in Male (In)Fertility—Underestimated Factors. J. Clin. Med. 2020, 9, 1400.